日本建築写真家協会

Japan Architectural Photographers Society

会員へのお知らせ
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2018年・新しい年に向けて 

会員の皆様には益々ご清栄の事とお慶び申し上げます。
2017年、皆様にとってはどのような一年でしたか。
今年の流行語大賞に「インスタ映え」という造語が選ばれた。
これは写真が、いよいよデジタル全盛時代を迎え、社会に浸透した証とも受け取れる。

若年層から定年退職し時間をもてあましている年配者たちが、スマホを含むデジタル写真を、旅先の写真映えする風景、自宅の庭先に咲く花々、おしゃれなファッション姿、レストランのテーブルに運ばれた料理などを自慢げにSNS上にアップロードし、ネット上の評判を楽しんでいる。
しかし、通常の写真展示に飽き足らず、他の写真愛好家とひと味違う写真を得る為、危険な撮影行為が行われ死亡事故も起きている。
また他人の住宅敷地への不法侵入、農作物の被害等も報告されている。
観光地等雑踏の中での「自撮り棒」撮影など写真愛好家の迷惑行為が目に余る。
撮影者には、ルールとモラルを守った撮影を楽しんで頂きたい。

SNS関連で他にも気になるサイトがある。
地方自治体の観光協会名のサイトで実際には経済産業省が管轄している、Photo METI (Find 47)・ジャパンアーカイブス等、無料写真提供サイト並びに無料アーカイブス写真提供サイトがある。現在、利用規約、利用状況を調査している。
写真を含む「著作権保護活動を進めている文部科学省」の意思と相反して、「著作権保護活動が経済の発展を妨げている」という経済産業省の云い分が真っ向から対立している。
サイト運営の現場では、観光協会名で写真の廉価使用、無断使用が日常的に行われている。
写真家個人で異議を唱えても、大波にのみ込まれる状況が続いている。
実態をもう少し研究する必要があるが、我々の基本的「写真著作権」を今後も如何に守るか感心を持って見守りたい。

2017年12月
日本建築写真家協会会長 小川泰祐

(posted on 2017/12/30)

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