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お 盆 灯 篭

中村 實

写真集掲載写真

2年前、協会設立10周年記念企画写真展の事を知り初めて応募しました。

 被写体を決めるにあたり、広島在住という事で世界遺産の厳島神社(宮島)・原爆ドームを思いうかべましたが大勢の人々が撮影対象にしている建造物のため戦意をなくし断念しました。結局、身近なところで第一の被写体は広島市と周辺部特有の風習・風情のある8月の派手なお盆灯篭を撮りました。

当初は組写真のため以下 花屋店頭、コンビニ店頭、お寺の門前、です。

第二の被写体は幟町の世界平和記念聖堂 平和を祈る、です。
1945年8月6日の原爆で倒壊した教会を被爆者のラサール神父や建築家 村野藤吾等により再建された建物です。

Copyright  中村 實

撮影当日、教会はお休みのためか?、正門は閉まっており脇の通路より中に入り教会の正面に位置してみると、夏の強烈な西日に閉じた鉄の門扉と自分の姿が影絵になっているのをニンマリと確認してシャッターを切りました。

昨年3月11日の東日本大震災の発生により日本建築家協会とのコラボの写真展を断念となりましたが、創立10周年記念写真集の発刊は意義あるものである。