そこで「日比谷公園丸の内音頭大盆踊り大会」に変更し撮影に出かけましたが、ビル群に囲まれた日比谷公園が会場で人々の熱気で溢れていました。

 大会の実行委員長にお会いして撮影許可を頂きましたが、アイレベルでは会場の雰囲気は表現できるのですが、今ひとつスケール感がでないので、特別に櫓の上に乗せてもらいなんとか撮影できました。

因みに2日間(8月20日〜21日)の人出は、4万人とのことでした。


 以前,東北の会津の東山温泉に泊まったとき、盆踊りの唄が流れてきたので会場に出かけましたが、少人数ながら哀愁を感じさせる良いものでしたが、都会の真真ん中の盆踊りも又、良いものでした。

代表的なものをあげると 「阿波踊り」「郡上踊り」「おわら風の盆」等々で、これらの祭りは、観光的要素が強くなり、踊り手よりも見物する人の方が多く一大イベントになっているようです。今や全国津々浦々で盆踊りを開催してない市区町村を探すのは大変な位です。

そこで、冒頭の「東京音頭」ですが始めは1932年「丸の内音頭」という曲名で(作詞 西条八十 作曲 中山晋平)日比谷公園の盆踊り大会で流されて、その後改題され『東京音頭』となったそうです。

浅草通りを渡る神輿群、後方は工事中のスカイツリー。

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澤田勝良

(Copyright 澤田勝良)

櫓上の競演

因みに「丸の内音頭」の歌詞は次のようなもの。
一部紹介します。

ハアー
踊りおどるなら 丸くなって踊れヨイヨイ
踊りゃ心も丸の内サテ
ヤットナソレヨイヨイヨイ
ヤットナソレヨイヨイヨイ


ハアー
おらが丸の内チョイと
東京の波止場ヨイヨイ
雁と燕のソイ雁と燕の上り下りサテ
ヤットナソレヨイヨイヨイ
ヤットナソレヨイヨイヨイ

テレビ朝日の人気ドラマ「相棒」にしばしば登場する日比谷公園大噴水広場を埋め尽くす大勢の踊り手。
1932年に始まり、一時中断されましたが2003年日比谷公園開園100周年を記念し「日比谷公園丸の内音頭大盆踊り大会」として復活。今年が10回目の開催になるそうです。

▲ 写真集掲載写真

今回、「日本建築写真家協会創立10周年行事 日本 風土と建築」に参加せよとの機会を頂き、子供の頃よりなじみの、浅草三社祭の撮影に勇んで出かけましたが浅草寺瓦屋根をチタン屋根に葺き替えるとやらで、境内立ち入りできず断念しました。

浅草三社祭 浅草神社からの宮出し 右画面外に工事中の本堂

仲見世通を渡御中

雷門前の喧騒

♪踊りおどるならチョイト東京音頭 ヨイヨイ♪

盆踊りの定番曲「東京音頭」の一節です。

今、話題の東京スカイツリーの対岸、業平橋で育った子供の頃、お盆になると町中の盆踊り会場で必ず耳にした曲でした。

盆踊りという行事は、仏教行事の孟蘭盆会の先祖供養の、一環として発生したものだそうですが、時代を下るとともに宗教を離れて娯楽的要素が強くなり人々が集い踊ることにより地域社会の結束交流の場となり全国各地で行われるようになったようです。

華の都の真ん中で

「丸の内音頭」にのって踊るアイレベルでの盆踊り会場。