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日本建築写真家協会

Japan Architectural Photographers Society

コラム

Column

町並み探訪vol.42 (岐阜県各務原市・その7)

前回のコラムで訪問した地点が「各務原台地の北部」としたら、今回は「各務原台地の中央」と言えます。
まずは、「炉畑遺跡(ろばたいせき)」から。
昭和43年(1968)からの発掘調査で縄文時代中期の住居跡や土器類が出土しました。
昭和49年(1974)岐阜県史跡に指定されました。
実は、子どもの頃にここへは来た事があると記憶しています。
確か、遺跡があるとの事で、友人と電車に乗ってここまで来ました。と、言っても電車の駅は遠く、そこから何もない野原を夏休みの暑い中、暫く歩いてきたと記憶しています。
今は、この周囲は工場が建ち並んでいるので、記憶違いだったのかな?と、あまりの違いに驚きました。

クルマで約10分、少し北西に移動。各務原市中心部にやって来ました。すぐ近くには市役所もあります。
その様な中心部にも関わらず、ここには広大な緑の敷地(6.5ヘクタール)が広がっています。「各務原市民公園」です。
基本設計は黒川紀章氏、岐阜大学の跡地に造られ、昭和63年(1988)に全面完成しました。
この公園のすぐ西側には、北から南へ新境川が流れ、特に桜の季節にはとても賑わいます。
「新境川堤の桜」は、「各務原市その2」のコラムでも記載しましたので、再登場の場所となります。
それくらい、各務原市にとっては外せない場所ではないかと思います。
この公園から、名鉄とJR東海の線路を越えた北東側には「学びの森」という、岐阜大学の農場跡地に造られた公園もあります。
(平成17年(2005)部分完成、平成19年(2007)5.8ヘクタールに拡大しました)

出典:各務原市


「炉畑遺跡公園」昭和48年(1973)に竪穴式住居を復元しました

「掘立柱建物(復元)」平成14年(2002)の発掘調査で直径60~80cmの柱跡が発見されました

「各務原市民公園」エリアごとに名前が付いています(ここは「出会いの街角」です)

「公園沿いの並木」公園の南側には旧中山道が東西方向に通っています

「新境川に架かる橋を通過する電車」公園西側には、桜の名所でもある新境川が流れています

「新境川を渡るJR特急」ハイブリッド方式国内初の最高速度120km/hで今年7月デビューしました

「新境川に架かる歩行者橋」堤防道路越しに、公園に繋がっています

(posted on 2022/10/2)

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