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日本建築写真家協会

Japan Architectural Photographers Society

創立50周年写真集
50th anniversary exhibition

コラム

Column

Old School Japan ⑬ 堀切駅

東武伊勢崎線の堀切駅。3年B組金八先生のロケ地。東京の下町で育った私は1970年代後半、小学生の頃にチャリンコで金八先生の撮影をよく観に行った。しかし、実際にドラマの撮影現場に遭遇したのは1回だけ。オープニングで使われるあの場所。「荒川の土手」から堀切駅へ生徒が歩くシーンを撮影しているのを遠くで見つめていた。その生徒の中にパーマ頭のカッコイイお兄さんがいた。それがトシちゃん(田原俊彦さん)だったと気が付いたのは随分後になってから。

時は流れ、再び堀切駅に立ったのは2006年の春。「3年B組金八先生」の舞台となって25年間使用された「桜中学校」=「足立区立第二中学校」が廃校となり、リノベーションして「東京未来大学」へ代わる時。工事着工前に、外観及び教室や体育館等の現況記録写真の撮影で訪れた。

放送室を撮影している時に、脳内スピーカーからは、中島みゆきの『世情』が流れて来た。サビの《♪シュプレヒコールの波、通り過ぎていゆく~♪》がオートリバース。

加藤優は、ここに籠城して「俺は腐ったミカンなんかじゃない!」と叫んだのか!! 
と一人感慨にふけっていた。しかし、記憶をたどると、あれは荒谷二中の放送室だったことを思い出す。いやいや、放送室のシーンだけ他の学校を使用するワケが無いだろ。いやいやいや、そもそもあのシーンはスタジオ内のセットで撮影でしょ。と、どうでも良い事を考えて一人ほくそえんでした。
ちなみに、この話の内容が分かる人は、間違いなく50歳以上だと思う。

話を堀切駅に戻す。

2026年春。久しぶりに訪れた堀切駅。当時は駅前にあり、ドラマにも良く登場していた「ラーメンみゆき」は残念ながら今は無い。

駅前には駅舎と同じくらい、いや、駅舎と間違えるくらい立派な公衆トイレが増設されていた。「東京未来大学」の学生さんの為に建てられたのかは定かではない。

帰りにロケ地巡りをしながら隣の牛田駅まで歩くと、途中、街の風景として良く登場し、スタッフの休憩所として利用されてきたという、中華そば「日の出屋」さんは健在だった。

(posted on 2026/8/27)

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