魚垣(カツ)
沖縄県宮古島市下地島に魚垣(カツ)という石積の土木構造物があります。潮の干満差を利用して石で囲われた中の行き場を失った魚を獲る伝統的な漁で、細くなった石積みの出口で網を構え、じっと身を潜めて入ってくる魚を待つという、なんとも大らかな漁です。捕獲方法の違う潮の干満差を使った漁の構造物は沖縄から九州にかけて残っていますが、現役はここだけだとか。
詳細は下記の書籍を…
『食と建築土木 たべものをつくる建築土木(しかけ)』リクシル出版
文:後藤治 二村悟 写真:小野吉彦
(posted on 2016/8/19)
Writer: 小野吉彦