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日本建築写真家協会

Japan Architectural Photographers Society

創立50周年企画展
50th anniversary exhibition

コラム

Column

NO PHOTO NO LIFE ㊿ タレントの中澤 明日香ちゃんと街ぶら撮影の2日間

このコラムも連載を始めて50回目。休載の期間もあったので、執筆を始めてまる四年以上が経過したのかと思うと、歩幅は小さくても前に歩き続ける事の大切さを実感する。前に進めば必ず振り返った際に足跡は残るものだなぁ、、、と。
機会を与えてくれた当協会の先輩に改めて感謝の意を表したい想いだ。

そんな50回目のコラムも素敵な人とのフォトライフについて綴れる事をとても嬉しく思う。今回は、舞台や声のお仕事などマルチに活躍しているタレントの中澤明日香ちゃんとのフォトセッションの事を徒然に。

9月中旬のこと、東京から九州に来ていた明日香ちゃんが下関入りをするとの事で合流。
僕はちょうど下関で8月、9月と毎週土曜日に定期開催されている「海峡ファンファーレ」というイベントのオフィシャル・スチルを担当していて、その仕事の後に合流。
実はこの中澤明日香ちゃんは僕の前号のコラムで対談をさせて頂いている「舞踊団バリアージ」の創始者 則枝千絵さんのお弟子さんでもあります。
今年7月に開催された「舞踊団バリアージ 山口公演」で初めてお会いして千絵ちゃんからご縁をシェアしてもらった仲な訳だけれど、人の縁とは不思議なもので明日香ちゃんとはこんなにも早く再開の機会を得た。

早速、下関では有名な唐戸で夜のポトレを開始。
ガチガチの宣材撮影じゃない、ゆる~くポトレができるって思い起こせば久々だなぁ、、と。
α7RⅣに純正のSEL15F14Gを装着。APS-CのレンズだけれどF1.4で軽くて最高。高画素のRシリーズだと2600万ぐらいは残るので気持ちよく街ぶら撮影できます。それとニッシンデジタルのマシンガンストロボMG8だけ持って夜の唐戸の街をぶらぶら。
最近、リニューアル・オープンした水族館の「海峡館」の正面玄関は広角レンズでポトレ遊びすると楽しいと思うよ。

2日目は角島や秋吉台を訪れながら、中望遠のレンズとライトスタンドの設置を行い、少しカチッとした撮影を行って、最後は宇部空港に隣接する公園で夕景でのポトレ。
明日香ちゃんもそうだったんだけど、舞台のお仕事をしている俳優さんたちは撮影が始まるとその瞬間から独自のオーラを纏うんよね。仕草やポーズなど技術的なことは当然キャリアにも関わるんだけれど、視線はキャリア以上にその被写体のソウルな部分が表現されると思う。だからポトレにおける瞳はとても重要なんだろうね。

僕は職業カメラマンになって変わらず思っている事があるんだけど、腕のいいカメラマンになる条件の大きな一つに、素敵な被写体と出逢える運命力をあげてるんだよね。そこには出逢いもあれば別れもあるんだけど、でもファインダー越しにシャッターを切ってきたその瞬間ごとに自分にとって素敵な被写体が立ち続けてくれた事は時間の経過に侵されない事実だと思うんよね。
今回の明日香ちゃんもそうだと思う。だって、この写真を見たらまたすぐに振り返って笑顔を投げかけてくれそうでしょ?
明日香ちゃん、楽しい2日間をありがとう。近い将来、一緒に仕事しようね!

中澤 明日香(ナカザワ アスカ) プロフィール
所属事務所公式サイト https://www.herringbone.co.jp/talents/nakazawaasuka/
芸能事務所 株式会社ヘリンボーン 所属

長野県長野市出身。
高校卒業後に東京へ上京し、専門学校にて芝居の基礎を学ぶ。卒業後はヘリンボーンに所属し、ナレーターとしてTV、ラジオ、WEBなど様々な媒体のCMナレーション等を担当している。
2013年に、舞踊団バリアージ10周年記念公演【動物達の謝肉祭】を観劇。その唯一無二の表現に感銘を受け、Chie Norieda氏に師事し、身体表現をを通した非言語表現を学ぶ。また小劇場を中心に芝居や朗読などの舞台へも出演し、マルチタレントを目指している。

(posted on 2025/9/20)

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