日本建築写真家協会

Japan Architectural Photographers Society

コラム
column

私ってなに鉄 

鉄チャンと云う言葉を聞いて久しく経つ。今日では多種多様な鉄チャンが存在し、なおかつ細分化されているようで目にするだけでも微笑ましい。乗り鉄,撮り鉄などは王道の鉄チャンらしく、食鉄、ママ鉄、音鉄、時刻表鉄、書籍鉄等々その種類を挙げればきりがない。

さて私自身の話だが欧州の有名列車にはその大半に乗っているような気がする。自慢ついでに書かせてもらえば、オリエント急行などは初心者の入門編みたいなもので、例えば諸氏には馴染の無いカタランタルゴ、パラティーノ、ベルニナ、グレッシャー、サンタクロース急行。又寝台列車では、往年のアーチストの名前を冠にしたフランシスコ・デ・ゴヤ号、サルバドール・ダリ号等鉄道ファンでなくとも思わず乗車してみたくなるような列車が目白押しだ。そうなると私は乗り鉄?になるのかと思われがちだが如何せんそうでも無いようだ。

小学生のころに銀座にある天賞堂製の鉄道模型を親父にプレゼントされ半世紀?今では事務所に欧州の鉄道模型が溢れかえっている。クローゼットではカメラ機材が肩身を狭くして端に追いやられ、模型の軍団が我が物顔で鎮座している。鎮座しているなら無だしも近年は事務所の作業机にまで浸食を始め出しさすがのオーナーも閉口気味だ。かといって趣味とは対象さえ違え新しいものには目が無いのは何人とも否めない。それを良い事に敵?は今年に入っても浸食を諦めない。オーナーのさじ加減では済まない末期的な状態だ。

ご多分にもれず家族には諦めを通り越し無視されて久しいが、これは此方の思う壺だとほくそ笑んでいたらある日、「此処にある鉄道模型はクズ鉄だ」と言われそれ以来「そうだ私はクズ鉄だった」と開き直っている。

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(posted on 2016/4/14)

堀内広治

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