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日本建築写真家協会

Japan Architectural Photographers Society

コラム

Column

町並み探訪vol.52 (岐阜県中津川市・その1)

今回からは、中津川市を散策します。
中津川市は岐阜県美濃地方(南部)の一番東側にあり、西は恵那市、東は長野県に接しています。市の代表駅となるJR東海 中央本線の中津川駅は特急停車駅、中央自動車道には中津川インターチェンジがあり、岐阜県飛騨地方(北部)へ直結する国道もあることから、岐阜県の東の玄関口でもあります。

今回は中津川市中心部から東へ、「落合宿」に向かいます。
江戸の日本橋から数えて、四十四番目の宿場町で岐阜県内の中山道では唯一、本陣建築物が残っています。
当時、宿場町の長さは約390m、家数は約70戸ほどと、比較的小規模だったようです。
「落合宿本陣」は、平成22年(2010)に「国史跡中山道」の構成要素の一部として追加指定を受けています。

落合宿本陣は、建築から200年余りを経ていて老朽化が進んでいることから、中津川市は令和10年(2028)以降の大規模修繕着手に向けて計画策定中です。
また、資金調達のため、ふるさと納税を通じたクラウドファンディングを現在行っています。


「落合宿入口(中津川宿側)付近」寺院から街道へ張り出す松が特徴的です

「落合宿本陣」現在、毎週日曜日を中心に一般公開しています

「落合宿本陣 主屋にて」次の間から上段の間を見る

「萩の間(小姓の間)から上段の間を見る」護衛のため、ここに小姓が隠れていたとされます


「襖の揮毫」この建物が素晴らしく 表の門に銀色の模様があり 庭に竹垣根なし 花が咲き乱れている との意

「天井を見る」梁がライトアップされ、主屋の構造を見ることが出来ます

「落合宿 江戸寄り」宿場町は終わり、この先は峠道に入ります

協力:中山道落合宿本陣ガイドボランティア 会長 水野克司様
出典:中津川市

(posted on 2023/11/2)

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