滋賀の建築⑪「瀬田の唐橋」大津市唐橋町〜瀬田1丁目
近江八景の一つ「瀬田の夕照」として知られる瀬田の唐橋は歴史が古く年代は不詳であるが天智天皇の時代に架けられたという。瀬田川に架かる唯一の橋であったため交通の要衝であり、古来より多くの戦乱に巻き込まれ幾度も焼き落とされた。信長・秀吉の時代に現在の位置に大小2つの橋を架けたとされる。現在の橋は1979年に架け替えられた。全長は約224m。(大橋約172m、小橋約52m)
瀬田の唐橋(大橋)。南西側から。
瀬田の唐橋(大橋)。北東側から。
瀬田の唐橋(小橋)。南西側から。
瀬田の唐橋(小橋)。北東側から。
手前が小橋、奥に大橋。県道2号線になっていて現在も交通量が多い。西詰から。
瀬田の唐橋は京阪唐橋前駅から徒歩約5分で歩道も整備されているので川沿いの瀬田川ぐるりさんぽ道や建部大社と合わせて歩き回ると良い。車で通るだけではわからない唐橋とその周辺の景観の良さが感じられる。
(posted on 2023/6/13)