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日本建築写真家協会

Japan Architectural Photographers Society

コラム

Column

NO PHOTO NO LIFE㊱ 助走開始

複数の撮影プロジェクトが平行して始まっている。

今やる事にも色んな意味があって、過去の清算の為の今があったり、目先の今があったり、行く末の為の今があったり。
歳を追うごとに振り返った過去の人生の方が残りの人生より多くなってしまったと感じると、過去の清算の為の「今」に時間を取られがちになる。幾つになっても行く末の為の「今」をできるだけ生きたい。
今抱えている複数のプロジェクトは、そんな自分の行く末の為の「今」だ。

プロになってから、それに纏わる全てに関してプロ意識を持って行っている。
街角で撮影をする際にも、それが僅かでも商業利用の可能性を秘めた撮影であれば、ロケの撮影許可書を取って撮影している。ここのところ遠征先の行政内の管轄担当部署の方と「行為許可申請」に関するやり取りが多く続いている。どこの地方自治体の観光課や公園緑地課等の部署も皆さんとても親切で本当に感謝している。
遠征先が遠方であると事前に行為許可に必要となる使用料の納付の為だけには伺えないので、納付書を郵送していただき納付後に領収のファックスや写真のメール添付等で許可書の発行から送付を行って頂くのだが、納付金額よりも振込銀行に支払う手数料の方が高いなどという笑える事も多々ある。

先日は、誇れるチームメイトと大分県での撮影だった。
衣装や機材を目一杯積んで出かけるチームメイトとの遠征撮影は回数を増すごとに絆が深まる。みんな撮影が終わるころにはヘトヘトになるが、撮影後のご当地での食事はみんなの笑顔を復活させてくれる。
今回も素敵なロケでした。チームメイトに心から感謝。
そして今週末は、またこのチームと今度は東の方へと遠征。
助走は始まったばかり。
撮影はこれからも続く。

(posted on 2023/4/20)

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