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日本建築写真家協会

Japan Architectural Photographers Society

コラム

Column

こども工務店

富山県富山市の中心部、全天候型野外広場のグランドプラザで、2年ぶりに「こども工務店」が開催されました。
こども工務店とは、家づくりに携わる 大工さん 基礎屋さん 瓦屋さん 他職人さんが子供達に、自分達の仕事を知って欲しい、好きになってもらい将来一緒に仕事出来たら、そんな嬉しい事ない、の思いで何時もは強面(失礼)な職人さん達が手弁当で参加されています。
昭和生まれのオヤジの時代とは違い、危ない刃物やカナヅチなんて使った事無い子供達が多いと思われます。
両足を踏ん張りノコギリを引く子 木槌を力の限り打つ子 どの体験も、子供達キラキラの目です、自分も重機運転してみたかったですが、職人のオジちゃんの膝の上に座るのは・・・汗 
余談ですが、額縁職人だった祖父は、自分の指をナイフで切り「ほら 血出るやろ 痛いやろ」と幼稚園児だった自分に見せてくれました。
自分そのドMの血を継ぐ孫です。

さて、自分は写真の仕事好きですし、誇りを持っています。
学生時代からお世話になりましたスタジオは徒弟制度でした、罵声を浴びせられ、時には手が出ました。
今弊社のスタッフに、同じ様な対応すると大変な事になります、でもあの厳しさ必要かなと思う事も有ります。
その時代の先輩方、夜な夜な街に繰り出し、高級車でブイブイ言わせ、機材もバンバン購入され、輝いて見える存在でした。
自分も頑張れば輝ける!と思っていました。

今は良かったあの頃とは違います、バブル リーマン コロナ ロシア
(あれ?全部カタカナだ)
外的要因は色々ですし、時代の流れも早い早い 来年の事なんて予想も出来ません。
今の自分は、これからの人達にどう見られているだろうか。
あまり人の評価は気にならない方なんですが、これからの人達に映像の仕事で夢持ってもらいたい、空元気でも輝いているのが年寄りの役目かと人に望まれ応えられるうちは、頑張る所存であります。

(posted on 2022/11/5)

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