NOSTALGIC JAPAN㊳ 真言宗醍醐派 三守皇山 大聖寺 その弐
山梨県は四方を三千メートル級の山で囲まれた「籠国」。
東には大菩薩峠、また金峰山を主峰山とする秩父連峰がつづき、北には八ヶ岳がどっしりと居座り、西には雄大な南アルプスがそびえ立ち、南は御坂峠の向こうに日本最高峰の富士山を拝む事が出来きる。それらの山塊をえぐるようにして、笛吹川と釜無川が流れ、鰍沢あたりで合流して、富士川となって南下し、富士市と静岡市清水区との境で駿河湾に注ぎ込む。
その富士川沿いを走る国道52号線の西、山梨県南巨摩郡身延町(旧中富町)八日市場にそびえる「烏森山(からすもり)」の麓に「大聖寺」はひっそりと佇む。標高645mの烏森山の頂上には、戦国時代に武田軍の狼煙(のろし)台が設置されていた場所があると言われている。
身延と言えば、日蓮宗総本山身延山久遠寺の方が有名なのは否めない。
しかし、身延山久遠寺についてはまたの機会とし、今回は我が「大聖寺」についてお伝えしたいと思う。
身延山頂より望む富士山
身延山からから麓の民家を望む
身延山からから麓の富士川を望む
身延山久遠寺本堂と五重塔
大聖寺の四季
晩秋
山粧
下落葉の階段
黄落
春隣の焚火
魚氷に上る本堂
初雪
寒夜
桜咲く境内
闇に映えるケヤキ
春暁の参道
夏の露
その参へ続く。
(posted on 2022/9/20)