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日本建築写真家協会

Japan Architectural Photographers Society

設立25周年企画展
25th anniversary exhibition

コラム

Column

NOSTALGIC JAPAN㊳ 真言宗醍醐派 三守皇山 大聖寺 その弐

山梨県は四方を三千メートル級の山で囲まれた「籠国」。
東には大菩薩峠、また金峰山を主峰山とする秩父連峰がつづき、北には八ヶ岳がどっしりと居座り、西には雄大な南アルプスがそびえ立ち、南は御坂峠の向こうに日本最高峰の富士山を拝む事が出来きる。それらの山塊をえぐるようにして、笛吹川と釜無川が流れ、鰍沢あたりで合流して、富士川となって南下し、富士市と静岡市清水区との境で駿河湾に注ぎ込む。
その富士川沿いを走る国道52号線の西、山梨県南巨摩郡身延町(旧中富町)八日市場にそびえる「烏森山(からすもり)」の麓に「大聖寺」はひっそりと佇む。標高645mの烏森山の頂上には、戦国時代に武田軍の狼煙(のろし)台が設置されていた場所があると言われている。

身延と言えば、日蓮宗総本山身延山久遠寺の方が有名なのは否めない。
しかし、身延山久遠寺についてはまたの機会とし、今回は我が「大聖寺」についてお伝えしたいと思う。

 


身延山頂より望む富士山


身延山からから麓の民家を望む


 身延山からから麓の富士川を望む


身延山久遠寺本堂と五重塔

大聖寺の四季


晩秋


山粧


下落葉の階段


黄落


春隣の焚火


魚氷に上る本堂


初雪


寒夜


桜咲く境内


闇に映えるケヤキ


春暁の参道 


夏の露

その参へ続く。

(posted on 2022/9/20)

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