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日本建築写真家協会

Japan Architectural Photographers Society

コラム

Column

町並み探訪vol.41 (岐阜県各務原市・その6)

JR東海 高山本線 蘇原駅から北方向へ車で10分弱、蘇原伊吹町周辺へ進みます。
昔ながらの細い路地が入り組んだ先に、「小町酒造株式会社」があります。
明治27年(1894)創業、蔵内に自然音楽を流し、醸しているそうです。今回、内部の立ち入りはご許可頂けなかったのですが、店舗・主屋・土蔵他が登録有形文化財で、風格ある雰囲気の酒蔵です。

こちらの撮影を終えて車に乗り込むと、ちょうど「ゲリラ豪雨」が!
前も見えない程の強い降り方だったので、暫くそのまま待っていたら10分程度で小止みに。そして今までの雨が嘘のように晴れてきました。キツネにつままれたような感覚で、近所の鎮守様と金弊社様へ。

加佐美神社は、各務原内にある金弊社五社のうちの一社です。
貞観6年(864)からと、各務原市内金弊社で随一の歴史があるとされます。
本殿(1687年建築)・幣殿(1910年建築)・拝殿(1746年建築) 共に、登録有形文化財です。

八坂神社は当地の産土神とされていますが、創建時は山城国京都八坂神社より加佐美神社の二ノ宮として勧請鎮座されたようです。寛文12年(1672)現在地の愛宕山に本殿等造営されました。
ここから南方向を眺めると、田園が続いた先で標高が一段高くなり南方向へ平地が続いています。(現在は殆どが市街地化)そして、更に南方向は木曽川へと続き、標高が下がることから、「各務原台地」と言われる理由が見て取れます。

出典:各務原市


「小町酒造株式会社」

「土蔵」

「加佐美神社参道から見る」

「加佐美神社本殿他」

「八坂神社参道の石段」

「八坂神社から南方向を眺める」

(posted on 2022/9/2)

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