非日常の世界へ
観劇が好きでよく劇場に観に行く。
やはり生の舞台はいい。
役者の芝居だけでなく、歌、衣装、オーケストラ、舞台装置などが一体となって、一つの世界がその空間に表現される。
何より古くからある日生劇場、帝国劇場などは、劇場に足を踏み入れた瞬間から気分が高揚する。
舞台を観に来ているのだが、エントランスからすでに非日常の世界が広がっているのだ。
なかでも帝国劇場のロビーホールにある猪熊弦一郎のステンドグラスはすばらしい。
幕間の休憩に、落ち着いたロビーで思わず見入ってしまうほどだ。
舞台の内容そのものも大事だが、それを表現する場所もやはり大切だと思う。
(posted on 2016/2/11)
Writer: 丸山泰