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日本建築写真家協会

Japan Architectural Photographers Society

コラム

Column

NO PHOTO NO LIFE ⑯ ~夏みかんが待ち遠しい 山口県 萩へ~

某日、仕事で萩へ。
撮影前日に依頼先の編集部から「単なる景観写真でなく人を入れて欲しい!」と無茶振りにあって慌ててモデルを探すも難航。後輩を半ば無理やり連れて機材車に乗っていざ出発。
今回の目的地は山口県の観光名所の一つでもある萩。歴史ある城下町として広く知られており近年ではNHKの大河ドラマ「花燃ゆ」の舞台となった事でもご存じの方が多いのではないかと思う。
萩市内の観光名所に関しては、もはや当コラムで紹介するまでもないと思うので省く事とする。

自分が現在拠点にしている山口県下関にも長府という城下町があって、萩の城下町と同様に江戸時代の長州藩の藩主毛利氏によって治められた城下町である。
永い時間風雪に耐えてきたその街並はどことなく同じ空気感が漂っていて、白昼であっても想像を馳せれば歴史ロマンへと誘ってくれるところが魅力だと思う。

ちなみに萩は「夏みかん」が有名で、自分の好きな昭和の作家 立原正秋氏の著書「萩へ津和野へ」という随筆集でもその事が紹介されている。
長引くコロナとの闘いに色々な配慮が必要な時期が続くが、もし山口県への来訪の機会がお有りの際には是非お立ち寄り頂きたい街だ。

(posted on 2021/5/20)

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