日本建築写真家協会

Japan Architectural Photographers Society

コラム
column

NOSTALGIC JAPAN ㉚「富士みち」 山梨県富士吉田市

中央道河口湖線に沿って走る国道139号線は別名「富士みち」と呼ばれている。「富士みち」はその名のとおり富士山へ通じる道。江戸時代から昭和初期まで富士山信仰者=富士講はこの街道を歩き山頂を目指したという。江戸の日本橋を起点に甲州街道を大月で分岐、谷村や西桂町を抜けて吉田へ入ると「金鳥居」が見えてくる。吉田の「卸師町」の入り口に立つこの「金鳥居」は“一ノ鳥居”とも呼ばれる。ここから先、富士山頂まで幾つも設けられている鳥居の一番目にあたる。金鳥居をくぐるといよいよ神聖な富士山の信仰の世界へ入って行くのである。また、上吉田の中心にある金鳥居から富士山に向かって真っすぐ伸びる「卸師町」は400年以上も昔に整然と敷き割りされた街並みの形状跡がそのまま残されている。

ここまで偉そうにうんちくを語っていながらも、実は山頂まで登ったことが無い。バイオトイレ(公衆トイレ)の撮影で7合目までしか行った事が無いのだ。しかも、5合目までは車で行き、そこから先はキャタピラ付きのブルドーザーに乗り換えて。

一度は山頂まで登ってみたいとは思うのだが、この先実現しそうな気配は無い。

(posted on 2021/2/18)

海老原一己

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