竣工写真の撮影日に「雨よ降れ」
この度、日本建築写真家協会へ新しく入会させて頂きました寺下純哉と申します。
竣工写真の撮影日に雨が降ってくれればいいのに。と願っていたら運良く降ってくれたことがありました。
展示車が並んだ状態が完成だったのですが、設計、施工会社としては展示車がない状態のショールーム撮影が希望だったので、撮影日の3日前から現場に通い、シャッターチャンスを伺っていたのですが、現場の方々がギリギリの工程の中、当日の夕方まで家具搬入を進めていて、翌日は展示車の搬入予定日なので、何もない状態で夕景を撮るチャンスは1回だけとなりました。
撮影日当日はカメラを首からぶら下げ無言のアピール(その節は大変申し訳ございませんでした)をしながら現場に待機して作業をしている職人の方々に夕景撮影への協力をお願いし続け、その甲斐あって作業の方々の車を移動して頂いたのですが、タイヤ痕などを洗い流す時間がなく、あと15分もすればマジックアワーだ。という時に雨が降り始めました。
夕景をきれいに撮るために水をまくことはありますが、あまりにも広い範囲で水はけも良くすぐに乾くタイルだったので、雨が降ってメチャクチャ喜びました。
傘を差しながらの撮影がこんなにも楽しいものなのか!と思えた出来事でした。
(posted on 2021/2/13)