日本建築写真家協会

後編：カメラマンに求めるものとは？

西田
写真についてお伺いしてきたのですが（前編参照）、ここでもう一点！
カメラマンに求めるものって何でしょう？
それは、技術的な事でも精神的な事でも構わないのですが、こんなカメラマンとなら仕事をしてもいいと思えるカメラマンとは？

日高社長
う～ん、、、
難しいな～（笑）

求めるかぁ、、、

西田
僕たち職業カメラマンはクライアント企業様と何を一番に共有していかないといけないのかな～？って、、
それは、クライアント企業様の業種を問わず、職業カメラマンのみんなが求めてるヒントなんじゃないかって（笑）

日高社長
あははは、、（笑）
そうだね、、あなたたちに求める事といえば、家づくりに参加してくれる一つの仲間！として現場に入ってもらえれば、また撮り方も変わってくるのかなぁって思うし、見せ方（魅せ方）も変わってくるんじゃないかな！
大工さんじゃないけど、一緒に家づくりやってるんよ！！って
そうすれば、きっといい写真が撮れるんじゃないかなって。

～沈黙～

繋がりですよ！
人の繋がり！
地元で30年間、会社をやってきて、
僕は67年の間、下関で生まれて下関で育って、、、
振り返れば、会社を作ろうと思って作ってないんだよね。
30代後半の頃、当時勤め人だった頃に一度この業界を辞めようと思ったことがあってね。
もう、どんな仕事でもいいから住宅の営業を辞めようって。
だけどその時に友達が助けてくれたんだよね！
「女房と建和住宅やれよ！会社やれよ！」って具合にね（笑）
（笑顔で回想にふけるかのように）いまだに色んなモノいただくんだよね！人の繋がりって。

それとね！
僕は人よりものごとを先にするんですよ。
常に追いかける仕事をする！！目標を追いかける。
いま、うちに足りないものは何だろう？って考えたときに、いいものがあれば
すぐにそれを実行に移す！
設計一つにしても色々ある。斬新なもの、僕は色々挑戦してみたい！！
これだけ！ていうのではなくてね。

だから、話戻るけれど、常に色んな出会いがあって、いろんなものをもらってる。
要するに人との出逢いがあって、助けてもらってる。
これって縁ですよ。うちの社員と出逢えたのも縁だし、あなたと出逢ったのも縁だし（笑）
日々の具体的な色んな細かいことの連続だけれども、でっかく言うわけじゃないけれど、それが縁ですよ（笑）

30年間会社がやってこれたのも、皆さんとの縁で助けられてきた。
それって、うちの会社が「まだおってもええよ！」って生かしてもらえてるんだと思う。
簡単に30年っていうけれど、30年間やり続けることができたってことは、「まだまだおってもええよ！」って世間の皆様は思ってくれてるんだと僕は思ってる。
だから、適正な利益をしっかりと上げてね。
その代わり永く社会貢献に努めなければならないと思う。

なんか話があっちこっち行っちゃったけども（笑）
やっぱり縁だなぁ。（笑顔で回想するかのように）
思い返したら話は尽きないね。

 

―取材後記―
取材での対談は、コラムの原稿として起こしたやり取りの後も、テーマの枠にとどまらず様々なお話をお伺いすることができました。
いま現在、拠点とする山口県内において前例がないであろう新たな建築工事の進捗のお話や、過去の海外渡航先で受けたインスピレーションが仕事でも生かされているお話、また今後の業界に対する展開と予測に関するお話であったりと、とにかく挑戦者という言葉を真っ先に連想させる力強い社長です。
社会の一員という立場において専門性を問わない業種以前の部分における成功へのヒントが沢山いただけた対談でした。
キーワードはコラムの前編、後編を通して
お客様の喜び
人とのご縁
新たな事への挑戦心
即実行の行動力
そして感謝
こんな感じでしょうか。

このコラムが幾つかの校正確認を経て実際の入稿がいつになるのか現時点では分からないが、
手元のカレンダーは2020年の4月中旬であり、全世界がかつて経験したことのないほどの脅威である未知のウィルス、コロナと必死に闘っている最中である。

取材時に談話を記録したICレコーダーから言葉を紡ぎながら、挑戦者でい続ける事の大切さを感じている。
そして、一日も早くコロナウィルスの終息とともに、新たな発展的世界に生きれることを願って原稿を整えている。

今回このような状況の中で対談に応じて下さった日高社長様に心から御礼申し上げます。

 

建和住宅株式会社プロフィール
山口県下関市の本社を拠点に山口を中心とした西日本、ひいては全国展開を展望に掲げる住宅メーカー
公式サイト　https://www.kenwa-jutaku.co.jp/

（posted on 2020/6/20）