日本建築写真家協会

Japan Architectural Photographers Society

コラム
column

町並み探訪vol.14 (岐阜県多治見市・その3) 

今回も岐阜県多治見市・・・。と、言いたいところだが、本来取材すべき時期はコロナコロナと、世の中大騒動し、移動の自粛や3密を避ける事が叫ばれ始めた時期。
かく言う私の取材対象である地元の岐阜県も、当時の流行に乗って?『緊急事態宣言』、そして営業自粛、政府からは首都圏と共に『特定警戒都道府県』なる指定が発出されてしまった。

写真撮影について、何だかよく判らないので担当部局に直接聞いてみたら、「スタジオ撮影はダメだけど、風景撮影や出張での屋内撮影は構いません」とのお話し。
でもでもちょっと待ってよ。今回の感染原因はヒトの飛沫なんだから、本来は人との接触がダメな筈で、部屋の種類は違えど屋内ならどちらもNGじゃないかと思うけど・・・。
私のこの取材は出張には違いないけど、こちらからお願いして関係のある方にも取材して経緯をお聴きしている。そうしないと私自身の理解度が違うし、その結果、撮影作品(写真)も伝わらないんじゃない?と、考えている。

新型コロナウイルス感染症で一番厄介なのは『症状が出ていないけど感染させてしまう』事にあるんじゃないかと私は思う。もし、自分が感染しているのに気付かず、他の人に接触する事を考えると・・・。ましてやお客様の依頼ではなく、こちらからの希望でお会いしてる訳で・・・。考えただけでも恐ろしい。(私は専門家では無いし、個人によって見解は違います)

話しが長くなったが、その為に今回は、今までの作品を再セレクト・再調整した。
私だけではないと思うが、調整(現像作業)では、その時の状況や前後の作品との兼ね合いなどで、都度状態が変わると思う。なので、今回の作品もRAWデータから再調整を行っている。

まずは「本町オリベストリート」
多治見市内の中心部にある古い町並みで、例年4月には陶器まつりが開催されて、陶器商の露店が並ぶ。(今年は開催中止)

次に「虎渓用水広場」
多治見駅北口に平成28年(2016)完成。名前になっている虎渓(こけい)用水とは、土岐川の水を水田に引込む農業用水として明治35年(1902)に難工事の末に完成した歴史的用水路のこと。都市化によって宅地が増えるとともに用水は暗渠化されて歩道になっている。その水を広場に引込んで親水公園として活用している。


「土岐川堤の桜」虎渓用水の取水口は更に上流、多治見市中心部をゆったりと流れる川


「夕暮れを駆ける」中央本線の『特急しなの』が多治見駅を後にする

取材協力:多治見市文化財保護センター

(posted on 2020/6/2)

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