シンポジウム(主催:日本建築学会・関東支部・都市計画専門研究委員会)
「都市デザインの拠り所-街区・街並み単位の建築立面情報収集・保存のすすめ」 報告
日 時:2008年11月28日(金)18:00~20:00
会 場:日本建築学会 会議室(東京都港区)
参加者:32名
司 会:片山 律 (千葉工業大学教授)
パネラー:稲見 成能(前橋工科大学助教)
初田 亨 (工学院大学教授)
小川 泰祐 (日本建築写真家協会会長)
千葉 一輝(足立区まちづくり公社・台東区景観アドバイザー)
松本 泰生(早稲田大学客員講師)
2008年11月28日、日本建築学会専門委員会主催のシンポジウムが催されました。 子供たちや市民が教育や市民活動の場で景観や街並みを考える際の「資料」として、 あるいは建築家や都市デザイナーが設計する際の「都市デザイン基礎資料」として、 「街並みの立面情報(立図面や写真)」を、広く一般に公開することを提案する 研究会です。その収集・保存・公開方法とはどのようなものが良いかというシンポ ジウムです。
「銀座の街並み」は建築研究者のあいだでも好題材で、明治・大正・昭和戦前・
戦後・昭和後期などの時代変遷が図面で示されていました。小川会長は「写真家から
見た街並み」について銀座ジャック写真展の話をしました。聴講者らは、撮影から
処理・展示・中央区譲渡までの苦労話や、写真の完成度に驚き、非常に興味を持って
聴いていました。JAPSがこの様な外部の催しに参加することで、社会的な認知度も
より上がっていくことと思います。