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日本建築写真家協会

Japan Architectural Photographers Society

創立50周年写真集
50th anniversary exhibition

コラム

Column

Old School Japan ⑫ 国道駅

JR鶴見線の国道駅。こくどう駅と読む。国道15号線沿いに在るので国道駅と呼ばれているそうだ。この駅を見学に訪れる人は絶えることがなく、廃駅ファンやレトロ駅舎ファンには名が知れた駅。

昭和5年(1930年)に開業したこの駅は当時の雰囲気を色ごく残している。

高架下はコンクリートのアーチ型が続き、ノスタルジックな佇まいが何とも良い。
昼間でも薄暗いので、夜は絶対に恐い。

外壁には大東亜戦争末期に米軍戦闘機による機銃掃射の弾丸痕もそのまま残っている。

裏側の駅入口もアーチ型をしており、左右の鉄フレームは経年劣化で薄く抜けたブルーがイイ味を出している。

再度、薄暗い駅舎の中へ移動すると、この空間の持つ何とも言えないやさぐれた空気感。一瞬で昭和初期にタイムスリップする。

大阪の木津川駅もかなりシュールな雰囲気を醸し出しているが、国道駅も負けず劣らず昭和で時代が止まっていた。

いつまでもこの状態で現存して欲しいと思うのは、冷やかしで訪れた写真家の戯言か。

(posted on 2026/7/6)

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