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日本建築写真家協会

Japan Architectural Photographers Society

神奈川県 JR東日本 鶴見線大川支線 大川駅

神奈川県 JR東日本 鶴見線大川支線 大川駅

 テーマパークへ遊びに行くと、レトロな雰囲気を醸し出しているモノを目にする事がある。
建物の外壁や扉、吊り下げられたランプなど、いかにも経年劣化で錆びついたり、汚れているように見える。それらは『エイジング』という技術を駆使して、新品をリアルにその時代のモノ風に仕上げているのだ。このエイジング加工、知識と経験が無いとかなり難しい。普段から『経年劣化』を気にしていないと、その素材がどう劣化するのかイメージが湧かない=不自然な仕上がりとなる。

 今回撮影した「大川駅」は、自然の風雨に晒されて経年劣化している駅舎だ。木造の古めかしい外壁は塗装がハゲ散らかされており、とてつもない哀愁が漂っている。時代に取り残されたその姿は、寂しさを通り越して「俺の生き様を見届けろ!」と言わんばかりだ。

 聞くところによると、鶴見線は旧型国電・クモハ12形が1996年まで活躍した路線だという。
クモハ12形が大川駅に佇む姿を想像するだけで萌える。

(posted on 2025/3/3)

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