日本建築写真家協会

Japan Architectural Photographers Society

コラム
column

JAZZと料理と写真 平野和司

JAZZと料理と写真 私の中でこれらは好きな項目の上位を占めている、そしてこの三つには共通点がある。

最初にJAZZ。といっても楽器が演奏できるわけでもないので、もっぱら聴衆専門なのであるが、JAZZ音楽には明確な楽譜があるわけではない(例外もあるが)。それに対し、クラシック音楽は事細かく記された楽譜がある(こちらにも例外がありますが)。しかし、JAZZには簡単なコードとメロディーラインがあるだけで、ほとんどが即興演奏になる事が多い。事前に打ち合わせはされているのだが、聴衆ののりであったり、メンバー間のやりとりであったり、演奏が進むにつれどんどん変化して行く。

料理も同じ事が云えると思う、一応レシピ成る物が存在するが、これで100%の料理が出来るわけでもない。メニューにあわせて具材を用意するけれども、味も香りも質感もいつも違う、その場その材料で調理法も味付けも変化する。これも即興料理。

最後に写真も同じ様なことが云えるのではないか。屋外ではなおさら、大きな要因が気象条件。暑いのか寒いのか?風は?季節は?晴れ・雨・雪?・・・限りなく挙げることが出来る。しかし、限られた時間内に撮影しないといけないと成ると、様々の考察が頭の中を巡るまさに即興撮影なのではないだろうか。臨機応変というのか。

そして、言葉だけ取り上げても、料理をするわけでもないのに、“こいつをどう料理してやろうか!”とか “この食材のハーモニーが良い”とか、“この写真にはリズム感がある”とか、“スパイスが効いてる“とか様々な言葉がクロスオーバーに使われている。こんな事からもやはりこの三つにはかなりの共通点があるように思えるのは私だけだろうか?

撮影中いつでも頭の中に音楽が流れている。マイルス・ジョー パス・ショパン・・・、Jazz,Classic,Pop,Rock,ジャンルを問わずその時の気分、方向性で選曲されている。

JAZZと料理と写真

(posted on 2015/12/11)

平野和司

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