日本建築写真家協会

Japan Architectural Photographers Society

コラム
column

暗室方丈記「その5」 篠澤裕

光は薄暗い橙色の暗室電球2つだけ。狭くて薬品の臭いが染み付いたオイラの秘密基地、その名は暗室。そこから今回もお送りするのは「欠片グラム」(かけらグラムと読んでね)。毎度だけれどもこれもオイラがいま思いついた言葉。デジタルが面光源だとすると暗室の引伸機は完全なる点光源、カメラオブスクラからダゲール爺さんやタルボットおじさんからずーと続く点光源。

「欠片グラム」とは引伸機のネガキャリアを外して、砕いたガラス片を並べたガラスキャリアを差し込んでガラス自体を印画紙に焼き付けるというもの。これはデジタルと違って同じ写真が(というかこれは写真でしょうかねぇ)絶対に出来ません、置き方は絶対に同じにならず、引伸機を上下動かしただけでガラス片が崩れて違う形になってしまう、まぁこんなローテクな作業(仕事じゃないよ)を楽しめるのも暗室おたくの醍醐味です。

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(posted on 2018/2/24)

篠澤裕

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