日本建築写真家協会

Japan Architectural Photographers Society

コラム
column

仕事道具が『マイク』から『カメラ』になった日 深谷慎平

10年前まで本業はラジオディレクターでした。当時フリーランスになったのですが、ラジオ業界の待遇が一気に下がった時期でした。フリーのラジオディレクターでは食えない時代になったのです。なので本業と兼務で様々な仕事をやりました。親に言えない、いや、世間に言えない仕事もです。

しかし転機は訪れるもので、出入りしていた出版社から「書くのと一緒に撮影もやってくれないか」という依頼が。ポートレート撮影でした。それまで、趣味に毛が生えてすぐ抜ける程度にカメラは触っていたのですが、所詮ド素人。でも、返事は迷いなくYes。同時にすぐさま本屋へ向かい、大した覚悟も決めぬままポートレートの参考書を買ったのです。

先輩方には怒られそうですが「やりたいから」ではなく「仕方ないから」進んだ道でした。あれから約10年。まさか本業が『音』から『画』になるとは。

10年前の自分に言ってやりたい。その仕事、すげえカネかかるぜ・・・、と・・・。

_DSC7327

(posted on 2017/11/6)

深谷慎平

Writer:

back to top of this page
TOP