暗室方丈記「その1」
わずか2畳にも満たない小さな空間。狭いからこそ広がる小宇宙(そんな大げさなものでは無いけれどね)。
そうさ、オイラのこころの拠り所、その名は暗室。悲しい事があると暗室に籠って泣きます、たとえば日本代表がUAEに負けた時など。
鼻孔からは酢酸の臭いが(酢酸の化学式はCH3COOH、未だ覚えているぞ)、視覚は全てセフティライトのオレンジに染まる。
TIFF、ZIP、PNG、GIFはぁなんだそれ、暗室には関係なし、D76だよ、スーパープロドールだよ、ミロファイン・パンドールだよ(もうないけれどね)。
「流れ行く河はとだえることなく流れ過ぎてゆくけどさぁ本質は変わらないよ」って感じの方丈記みたいに暗室から月1本エッセイを発信します。
(posted on 2017/10/15)
Writer: 篠澤裕