Spin-off大阪写新世界⑦「ぶらり新世界」
日本建築写真家協会の創立１５周年事業として、大阪の新世界をテーマに撮影することになり、まずはひとめぐりと出かけてみた。
至る所にあるビリケンさんや串揚げ屋、新世界市場、車夫に舞台チラシなど、新世界を構成するものすべてが絵になるが、その象徴といえば、やはり通天閣だろう。大きなふぐ提灯で有名な「づぼらや新世界本店」のある通りが、やはり観光客も多く、通天閣も望めて、絶好の撮影ポイントである。
しかし通天閣が、より近く感じられるのは、スパワールドのある建物の上から見たときだ。夜には、ネオンの効果で、昼よりも、さらに大きく美しく見える。これには誰しも写真を撮りたくなるようで、たくさんの観光客がスマホやカメラをかまえていた。
階段を上りきった場所にいい光がまわっていたので、しばらく待っているとカップルがここぞと思った所で撮影し始めた。
そんな姿を後ろからパシャリと撮った一枚である。
（posted on 2016/10/18）
